シンボルグラウンディング問題

シンボルグラウンディング問題とは、シンボル(記号)が、どのようにしてグラウンディング(接地)できるかという問題です。すなわち、記号がどのようにして、実世界の意味と結びつけられるかという問題になります。

例として、シマウマが挙げられています。
コンピュータに、いろいろな縞々のパターンを、「シマ」ですよ。と学習させます。
それとは、別に、馬の写真を何種類も学習させて、これらを「ウマ」とします。
これらの「シマ」や「ウマ」は、特に理解させているわけではなく、単純な記号として学習されているだけになります。そのため、コンピュータに、「シマウマ」という記号の羅列を渡しても、シマのあるウマという認識は行えません。
人間は、シマウマは、縞のある馬ですよ。と学習していれば、どんなものか想像ができますし、シマウマの写真を見るのが初めてでも、これは馬だが、縞があるので、これが学習したシマウマだろうという想像ができます。

記号と現実世界を紐づけるのが大変なので、どのようにグラウンディングできるかということがシンボルグラウンディング問題です

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